「TOEICを受けてみたいんだけど初めてだから何からやればいいのかわからない。。。」
という相談をよくされます。
僕もそうでしたが何かを始める時ってわからないことが多すぎてめんどくさいんですよね。
そんな人のために何からスタートすればいいのかまとめてみましたので、これからTOEICを始めてみたいって方はぜひ参考にしてください。
テストの詳細はTOEICの公式サイトをチェックしてみてください!
まずは模擬テストを解いてみよう
TOEICを受ける前にまずは模擬テストを解いてみましょう。
どんな問題が出るのかを知るためにはまずは習うより慣れろです!
しかし残念ながらTOEICは過去問を公開していません。(ちなみにTOEICを受けても問題は持ち帰れません)
つまり市販の模擬テストを購入して解くしかありません。
実はTOEICは2016年5月に新形式に変わりました。
今までの問題集がまったく使えなくなったというわけではないのですが、これから初めて受験される方はまずは新形式の問題を知る必要があります。
ここでは僕からおすすめの新形式の問題集を2つ紹介しますね。
まずは「TOEICテスト公式問題集」です。
公式なだけあってクオリティは高いです。
ただ3000円で2回分の問題というのは正直コスパはあまり良くないです。
いきなりそんなにたくさん問題を解かなくてもいいという方はまずこちらを購入して解いてみましょう。
2つ目は「TOEICテスト 新形式精選模試」です。
こちらはリスニングとリーディングの2冊に分かれていますが、2冊で模試5回分で4000円ですので公式よりコスパがいいです。
そして何よりクオリティが高い!
公式にもまったく劣らないクオリティです。
TOEICを攻略するうえで同じ模試を何度も解くことは非常に重要ですので、長い目で見れば公式よりもこちらをおすすめします。
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TOEICはとにかく時間が足りない
模試を解いてみるとTOEICはとにかく時間が足りないことが分かると思います。
リスニングは読まれる音声に合わせて問題を解き進めるしかありませんが、リーディングパートは持ち時間の75分のペース配分を自分で工夫しなければいけません。
ちなみに僕は800点後半を取れるくらいになってやっと時間ぎりぎりで解き終わることが出来るようになりました。個人差はあると思いますがTOEICの問題をすべて解き終えることはとにかく大変なことなのです。
自分のペース配分を決めよう
模試をやって全然時間が足りないことが分かっても絶望しないでください。
僕が教えていたTOEICクラスでは、初めてTOEICを受験される方や、600点未満の方はリーディングパートを半分も解き終わらないことはよくあることです。
ここで大事なのは時間内に自分が解ける範囲を知り、その中でペース配分を決めることです。
例えばPart 5であれば1問にかけられる時間は最大で30秒までです。
それ以上時間をかければ正解出来るわけでもないですし、1問にいつまでもだらだらと時間かけてしまうとその後のPart 7を解く時間がなくなってしまいます。
200問すべてを解くことはまず無理ですので、170~175問目まで解くことを目安として、1つの問題ににどれくらいの時間を使えるのかを決めましょう。
2回目以降模試を解く際には必ず時計を用意して、自分の決めたペース配分を意識して問題を解けるように練習しましょう。
TOEICのマークシートは10問ごとの段落になっているので、僕は段落ごとに何分と決めて目安にしていました。
ただやみくもに時間を使って解くと、どんどん時間が足りなくなっていくことに焦ってしまい、本来落ち着いて解けば正解出来る問題も間違えてしまう悪循環にはまってしまいます。
TOEICで自分のベストスコアを取るコツは「自分のペースを乱さずに解ける問題を確実に正解する」ことです。決してすべての問題を解く必要はないのです。
TOEICは何から勉強すればいい?
模試を解いてTOEICにどんな問題が出るのかを知ったら、次は日頃どうテスト対策をしていけばいいかですね。
まずは中学校3年分の英文法をマスターしましょう。
このサイトでは「中学英語はすべての基礎」とうるさく言っていますが、TOEICを受験するなら必ず中学校3年分の英文法をマスターしてください。ほとんど完璧になるまで読み込んで、中学英語の問題集を解きまくってください。
これから英語の勉強をはじめるなら、ぼくの中学英語のおすすめの教材はこちらです。
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何年もスコアが400~500点で止まってしまう人の共通点は、中学英語の基礎がまったく固まっていないのに、「TOEICによく出る文法」などを解説した本を読んでいるということです。
もちろんTOIECの問題の傾向を知ることは大事ですし、少しでも早く高スコアを出したい気持ちはよくわかります。
ですが中学英語をマスターしないうちは何をやってもとんでもない遠回りをすることになります。
お約束しますが、中学校3年分の英語を完璧にマスターすればTOEICだけでなく一生の財産になります。
TOIEC関連の文法書を買うのは中学英語をマスターしてからにしましょう!
TOEICの単語
初めは膨大に思えるでしょうが、TOEICの単語は実は範囲はそこまで広くありません。
よく出る単語なども傾向が掴みやすいので慣れてくればわからない単語があっても問題を解くのに支障をきたさないこともよくあります。
1冊TOEIC用の単語帳を買ってゆっくり覚えていきましょう。1日10個を通勤通学中に覚えるなど習慣づけるのがいいと思います。
同じ模試を何度も解いていれば必要な単語はしっかりと身につきます。
単語は地道に覚える努力が必要ですが、TOEICの単語の効率のよい覚え方をまとめた記事はこちらです→TOEICの単語はこう覚える!
TOEICが難しすぎたら
模試をやってみて「やっぱり難しすぎて無理。。。」という方もいると思います。
英語がまったくの初心者という方にTOEICは正直おすすめしません。
そんな方にはぜひTOEIC BRIDGEをおすすめします。
TOEIC BRIDGEとは主に学生を対象としたテストで、内容は日常会話がメインで通常のTOEICよりも簡単です。
こちらも公式から模試が出ているのでそれを購入して、何度も同じ問題を解きましょう。
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もちろん中学3年分の英語を勉強しながらですよ!
まとめ
巷にはTOEICをただのテストとして攻略するテクニックがあふれています。
それを悪いとは言いませんが、必ずいずれ大きな壁にぶつかってしまいます。
このサイトではみなさんが少しでも早く、少しでも効率よく目標の点数に到達できる方法を紹介しているつもりですが、それは楽な方法ではなく、努力で本物の英語力を身に着ける方法でもあります。
TOEICがただのスコアではなく、みなさんの人生を豊かにしてくれる英語力になってくれるよう頑張ってください!