文法書や教科書で「SVC」とか聞くとなんだか難しくて苦手意識を持っている人が多いですよね。
むずかしい文法用語は一切使わずに「SVC」と呼ばれる文型で使える動詞をマスターしちゃいましょう!
be動詞の使い方の記事をまだ読まれていないかたはまずこちらをチェックしてください
be動詞の代わりになる動詞
前回の記事では「be動詞」は「=」の役割をしてくれるという話をしました。
実はそのbe動詞と取り換えっこ出来る動詞があるんです。
be動詞以外の動詞
下の文を見てください。
あなたは幸せです。
教科書とかに載ってますが「こんな文いつ使うんだよ」って思いますよね?
使いません(笑)
こんなときに「be動詞」以外に「=」の役割をしてくれる動詞はないのでしょうか?
あるんですね~。まぁ最初にちょっと言いましたが(笑)
ただの「=」だった「be動詞」とそっくり取り換えるだけでもっと表現の幅を広げてくれる動詞があるんです。
そしてそいつらが非常に便利なんですよ!
ここでは「look、sound、taste、become、get」の5つの動詞を取り上げてみます。
Look (~に見える)
「look」には(~に見える)という意味があります。
やり方は簡単です。「be動詞」とそっくりそのまま取り換えるだけです。
何かあったの?なんか嬉しそうじゃん。
「=」の役割は変わっていませんが、ただのくさりだった「be動詞」に意味がひとつ加わったんだと思ってください。
Sound (~に聞こえる)
「sound」には(~に聞こえる)という意味があります。
電話で話をしているときになど、相手の声のトーンから感じたことを表現できます。
あなたは疲れている。
なんか疲れてない?
ちなみに↑の「sound」を「look」にすることも出来ますよ!
目で見て感じたことは「look」で表現して、耳で聞いて感じたことは「sound」を使うといった感じです。
Taste (~な味がする)
「taste」は「味」を表現するときに使います。
これおいしいね!
さて今回は「taste」にsがついて「tastes」になっていますね。
「3人称単数現在」というやつです。略して「3単現のS」と呼ばれてます。
学生の頃に「3単現のSを忘れてるよ」とかよく言われたの覚えてませんか?(笑)
英語には、主語が「I」と「you」以外で単数(1人、一つ)のときには動詞にsがつくというルールがあります。
「be動詞」の記事でやった「is」を使うルールと一緒なので、「Be動詞がisになる人、モノ」には動詞にsをつけると覚えておきましょう。
ちなみに実際の会話でこの「3単現」を気にしすぎてしゃべれなくなってしまう人がいますが、そんな大事なもんでもないので気にしなくていいです(笑)
意味が変わったりはしないので、苦手意識で話せなくなるくらいならsはつけなくてもいいです。
Become(~になる)
「become」は(~になる)という意味で「変化」を表すときに使えます。
彼は医者です。
彼は医者になりました。
Get(~になる)
「get」も「become」と同じく「変化」を表すときに使います。
彼は怒ってた。
彼は怒りだした。
最後に
ただの「=」だった「be動詞」に意味を付け加えて取り換えっこ出来る便利な動詞を紹介しました。
実際の会話でも良く使うものばかりなのでぜひマスターしてください。
今回の記事でやった内容が文法書などで「SVC」と呼ばれるものになります。
つまりこの記事を読んでくださったあなたはすでに「SVC」を理解したことになるのでこれ以上難しく考える必要なんてありませんよ!