名詞的用法:to不定詞 3つの用法の違いをわかりやすく解説

to不定詞の基本

to」の後に動詞の原形を置いたものをto不定詞と呼んでいます。

動詞の原形とは過去形のedや三単現のsなどがついていないそのままの形の動詞のことです。

playusegotake」のように何も変化してない辞書をひくときの形ということですね。

そしてこのto不定詞同じ形でまったく違う3つの意味があるんです。

[to + 動詞の原形]という見た目はまったく一緒なのでちゃんと3つの使い分けを区別できなと困ったことになってしまいます。

ちなみに

名詞的用法
副詞的用法
形容詞的用法

の3つです。

もう名前からしてとっつきにくいんですが(笑)

しかし一度覚えてしまえばかなり便利なものなのでぜひマスターしましょう!

難しい文法用語は使いませんので、ゆっくり確実に覚えてください。

名詞的用法

「~すること」 人やモノのようなかたまりになる

この名詞的用法はモノのようなかたまりになってくれます。

I like [   ].
わたしは [   ]が好き。
[  ] の中には好きなモノをいれますよね?

ちょっといれてみましょうか。
I like [Anne].
わたしはAnneが好き。
I like [the movie].
わたしはその映画が好き。
この [  ] の中にいれることことが出来るのが名詞的用法です。

つまり「to + 動詞の原形」でモノと同じ役割を果たしてくれるんです。

I like [to play soccer].
わたしはサッカーすることが好き。
この用法の訳は [~すること] です。

主語にもなれる

人やモノは文の最初に置いて主語にも出来ますよね。

先ほどの [Anne] と [the movie] を文の最初に持ってきて主語にしてみましょう。

[Anne] likes hamburgers.
Anneはハンバーガーが好き。
[The movie] is interesting.
その映画は面白い。

名詞的用法の [to + 動詞の原形] がモノと一緒の役割を果たすということは、同じように主語にもなれるんです。

さっきの例文の [to play soccer] をそのまま文の最初に移動させて主語にしてみましょう。
[To play soccer] is fun.
サッカーをすることは楽しい。
こんな感じですね。
これがto不定詞名詞的用法です。

名詞的用法の重要表現

さんざん説明しておいて言うのもあれなんですが(笑)

実は名詞的用法には表現で覚えてしまったほうがいいものがあります。

例えばwantは「~が欲しい」という意味です。

I want [a girlfriend].
彼女が欲しい。

のように後ろに欲しいモノを置いて使います。

もちろん [to + 動詞の原形]を置くことも出来ます。

ちょっと置いてみましょう。

I want [to watch Star Wars].

この文を直訳すると「スターウォーズを見ることが欲しい」

つまり「スターウォーズが見たい」という意味です。

うーん・・・くどい!(笑)

なのではじめから表現として覚えてしまったほうがいいものを紹介します。

どれも超重要なので3度の飯を抜いても覚えてください。

ちなみに「to」の後ろは必ず動詞の原形ですよ。

want to (~したい)

I want to visit Okinawa.
沖縄に行きたいな。

try to (~しようとする)

I tried to do my best.
ベストつくすよう頑張ってみた。

triedはtryの過去形です。

*do my best: ベストをつくす

need to (~する必要がある)

You need to study hard.
君はしっかり勉強する必要があるな。

start/begin to (~し始める)

She started to study hard.
彼女は一生懸命勉強し始めた。
It began to rain.
雨が降り始めた。

beganはbeginの過去形です。

ちなみにbegin tostart toに違いはないのでどっちを使ってもOKです。

decide to(~することを決める)

He decided to get up early every morning.
彼は毎朝早起きすることに決めた。

他の2つの用法はこちら!

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