TOEICの単語が覚えられなくて困っている方はとても多いです。
はじめに言っておかなればならないのですが、残念ながら単語と熟語を覚えるのに楽な方法はありません。
単語帳やフラッシュカードを使って一日10個ずつでもいいので地道な努力が必要です。
TOEIC 単語の覚え方
最初は膨大に思えるTOEICの単語も実は語彙がかなり限られています。
信頼できる単語帳を一冊覚えればそれなりに高得点を狙える十分な単語力が身につきます。
その単語力を実際にTOEICのスコアアップにつなげる方法を紹介します。
同じ意味を持つ単語
今までに同じ意味を持つ英単語に出会ったことはありませんか?
「start/begin」(始める/始まる)などはどうでしょうか。
この2つはほぼ同じ意味で使い分けなどはないのですが
塾で講師をしていたとき子供たちはよく
「同じ意味の単語とかいらねぇだろ」と文句を言っていました(笑)
じつは英語には同じ意味を持つ単語が2つどころではなくたくさんあります。
重要なのはこの同じ意味を持つ単語を上手に攻略することがTOEICのスコアアップに大きく関わるということです。
効率の良い単語の覚え方
もちろん同じような単語を30個も覚えろということではありません(笑)
TOEICでは必須の表現に「take care of」があります。
学生の頃に「~の世話をする」で覚えた方が多いと思います。
もちろんその意味もありますがTOEICでは
「(仕事などを)処理する」の意味で使われます。
誰がその仕事を処理するんですか。
全て処理してあります。
本題はここからです。
TOEICでは「仕事を処理する=take care of」
という覚え方ではダメです。
「仕事を処理する」は他に
attend to
deal with
があります。
どちらもTOEIC頻出単語です。
彼は今仕事の処理にあたっています。
私たちは至急その問題を処理しなければなりません。
*as soon as possible(ASAP): 出来る限り早く
このように同じ意味を持つ単語がTOEICにはよく出ます。
その多くは解答に直接関わる重要なものが多いのです。
パラフレーズ対策をする
パラフレーズ(paraphrase)という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
「言いかえる」という意味です。
TOEICで重要なテクニックのひとつです。
例えば設問と問題文の両方で解答に関わるところで同じ単語が使われていたらすぐに解答が見つかってしまいますよね。
なので仮に設問で「take care of」が使われていたら問題文の中では、「attend to」「deal with」にパラフレーズされている可能性が非常に高いわけです。
せっかく頑張ってtake care of の意味を覚えても他の同じ意味を持つ、TOEICでよくパラフレーズされる単語・表現も一緒に覚えていなければ正しく解答を発見できなくなってしまうのです。
つまり同じ意味を持つ重要な単語をしっかり結び付けられていることがTOEICのスコアアップのカギになります。
このサイトではTOEICでよくパラフレーズされる単語・表現を今後もまとめていきますのでぜひ参考にしてください。