仮定法に強い苦手意識がある人が多いのではないでしょうか?
今回は普通の仮定法ではなく「仮定法の倒置」を解説します。
英語を使ったビジネスメールやTOEICでも必須の表現になります。
ifのない仮定法
仮定法といえばifを使った「もし~だったら」を思い浮かべますよね?
実はビジネスメールなどではこのifがなくなってしまうんです!
つまりこの文法を知らなければまったく理解できない文になってしまいます。
TOEICでもよく出る表現なのでしっかり覚えましょう。
ifの省略:倒置
まずはifを使った普通の仮定法を見てみましょう。
If I were you, I would ask her for her number.
もし俺が君だったら彼女に電話番号きくけどなぁ。
もし俺が君だったら彼女に電話番号きくけどなぁ。
この↑の文を倒置させます。
ifを省略して、主語と動詞の順番を入れ替えます。
Were I you, I would ask her for her phone number.
ifがなくなり、疑問文と同じ語順になりました。
慣れないうちは読みにくいと思いますがこの形でifがあった最初の文とまったく同じ意味を表せます。
<had+過去分詞>の上級編も見てみましょう。
If I had left five minutes earlier, I would not have missed the bus.
もし5分早く出発してたら、バスに乗り遅れたりしなかったのに。
もし5分早く出発してたら、バスに乗り遅れたりしなかったのに。
↑の文のifを省略して、主語とhadの順番を逆にします。
Had I left five minutes earlier, I would not have missed the bus.
shouldを使った仮定法の倒置
最後にshouldを使った倒置を解説します。
この用法は実際のビジネスメールやTOEICでもよく目にします。
まずは普通にifを使った例文です。
If you require any further information, please contact us.
ほかに必要な情報がありましたらご連絡ください。
ほかに必要な情報がありましたらご連絡ください。
↑の文のifとshouldを取り替えるだけです。
Should you require any further information, please contact us.
これでifと同じ意味を表すことが出来ます。
難しいようで実は簡単なので必ず覚えておきたい表現です。
この仮定法の倒置で文頭に持ってこれるのはwere、had、shouldだけです。
書き言葉なので会話では使われません。