関係代名詞は本当に苦手な人が多いです。
学生時代にも文法書で勉強して何度も挫折した経験があるあなた!
今度こそ関係代名詞をマスターしてしまいましょう!
関係代名詞の基本
そもそも関係代名詞とは2つの文を1つにまとめてしまおうというものです。
関係代名詞が使えない人の作る英文は↓のようになります。
I have a friend.(私には友達がいます。)
He lives in London.(彼はロンドンに住んでいます。)
もちろんこのままでも英語としては間違ってはいません。
ですが
「私にはロンドンに住んでいる友達がいます。」
と↑のように1つの文にまとめたほうが自然に聞こえますよね?
そのときに2つの文をくっつける接着剤になるのが関係代名詞なのです。
関係代名詞:主格
関係代名詞の基本は「主格」と「目的格」の2つです。
この2つの区別がつけられるように理解することが関係代名詞をマスターするカギです。
まずは先ほどの例文を使って「主格」からマスターしていきましょう!
私には友達がいます。彼はロンドンに住んでいます。
私は会社で働いています。その会社は子供のおもちゃを作っています。
主格の見分け方
さて主格の関係代名詞の見分け方ですが、とてもシンプルです。
関係代名詞の後ろに動詞があれば主格です。
I have a friend who lives in London.
I work for a company which makes children’s toys.
どちらも関係代名詞の後ろには動詞がきてますね。
なので主格ということになります。
もとの文の主語の代わりになっているので「主格」と呼ばれています。
関係代名詞:目的格
まずは主格と目的格の関係代名詞の共通点をまとめましょう。
- 2つの文を1つの文にまとめる
- 人のときはwho、モノのときはwhichを使う
- 関係代名詞は必ず直前の人・モノを説明する
では目的格の関係代名詞を使った例文を見てみましょう。
彼女は歌手です。みんな彼女のことを知っています。
私は本を読んでいます。私はこれを昨日買いました。
目的格の見分け方
主格の後ろには動詞がきていましたが、
目的格の関係代名詞の後ろには<主語+動詞>がきます。
She is a singer who everyone knows.
I’m reading a book which I bought yesterday.
↑のように関係代名詞の後ろに<主語+動詞>があったら目的格です。
目的格は省略できる
実は目的格の関係代名詞は省略できるんです!
というか省略することのほうが多いです。
さっきの目的格の例文の関係代名詞を省略してみましょう。
<主語+動詞>が直前のa singerとa bookをそれぞれ説明してくれる形になります。
ここで注意したいのが主格の関係代名詞は省略できないということです。
関係代名詞のthat
ここまで読んで「関係代名詞ってthatも使えなかった?」と思っている人もいるかと思います。
そうなんです。
今まで見てきた関係代名詞はwhoもwhichもすべてthatにできます。
主格でも目的格でも全部thatにできます。
じゃあ最初から全部thatでいいだろって苦情が聞こえてきます(笑)
う~ん・・・まぁそうなんですよ。
もちろんthatを使うことで微妙にニュアンスが変わってきたりするんですが、そこまで気にするほど重要ってわけでもないんですよね(笑)
しいて言うなら主格のwhoは普通はthatにしないってことだけ覚えておけばあとは自由です。
まとめ
最後に主格と目的格の関係代名詞のポイントをまとめます。
- 関係代名詞は2つの文を1つにまとめるもの
- 人のときはwho、モノのときはwhichをつかう
- 関係代名詞は必ず直前の人・モノを説明する
- 関係代名詞の後ろに動詞があったら主格、後ろに<主語+動詞>があったら目的格
- 目的格の関係代名詞は省略できる
- 関係代名詞はすべてthatにできる(主格のwho以外)