前置詞ってat、to、on、inとかたくさんあってどれを使えばいいのか迷いますよね?
意外かもしれませんが、ネイティブもどの前置詞を使うか迷うことがあるんです。
そんな時ネイティブがどうやって正しい前置詞を選んでいるのか知りたくないですか?
前置詞toのイメージ
実は前置詞にはそれぞれ「イメージ」があります。
そのイメージを覚えてしまえばみなさんも暗記だけに頼ることなく正しい前置詞を選ぶことが出来るようになります!
今回は一番わかりやすい「to」を紹介します。
toは→(矢印)
前置詞「to」は「→(矢印)」です。
どんなときも99%このイメージで使います!
というか前置詞の「to」はもう「→」にしか見えません(笑)
1.
I went [ ] London last year.
私は去年ロンドンに行った。
私は去年ロンドンに行った。
[ ]の中には何が入るでしょう?
もちろん「to」です。
I went [ → ] London last year.
どこに行ったのかを表す「→」の働きをするのが「to」です。
2.
He spoke to me.
彼は私に話しかけた。
彼は私に話しかけた。
彼は私に向って話かけたんですね。
He spoke [ → ] me.
その方向を表す「→」の役割を果たすのが「to」です。
3.
「聴く」は英語でlisten toですね。
He’s listening to music now.
彼は今音楽を聴いています。
彼は今音楽を聴いています。
音楽などを聴くlisten toにはなぜ前置詞の「to」がついているのでしょう?
これは意識して何かに耳を傾けて「聴く」からです。
He’s listening [ → ] music now.
彼がヘッドホンをして音楽に心を向けている「→」が「to」になっているのです。
ちなみに英語にはもうひとつ「聞く」を表す「hear」がありますね。
When I was walking down the street, I heard some music.
通りを歩いているとき音楽が聞こえてきた。
通りを歩いているとき音楽が聞こえてきた。
hearにはなぜ「to」がつかないのでしょうか?
それはhearは無意識に聞こえてくる音に対して使うからです。
歩いてたら何か音楽聞こえるなぐらいの感じでわざわざ耳を傾けて聞いてるわけではないので「→」の「to」は必要ないのです。
4.
I got wet to the skin.
びしょぬれになった。
びしょぬれになった。
服はもちろん肌(the skin)にまで水がきてビショビショになったということです。
I got wet [ → ] the skin.
水が浸透していくイメージを「→」の「to」で表しています。
こんな感じで前置詞の「to」に出会ったら「→」のイメージを自分で意識して読むようにしましょう。
もう「to」が「→」にしか見えなくなったらネイティブ感覚が身についてきた証拠です!