「~しに行く」という表現に<go ~ing>という形があります。
中学校でも習いますし、英会話フレーズでも必ず紹介されている便利な表現です。
でもなんでも<go ~ing>の形に出来るわけではなく、間違った使い方をしている人が多いんです。
<go ~ing>の正しい使い方を身に着けましょう!
go drinkingはいいのに、go eatingは間違い?!
「ご飯に行く」「食事に行く」をgo eatingと表現する人が多いですが、実はこれは間違った英語です!
しかし一方で「飲みに行く」はgo drinkingで正解なんです。
この2つにはどんな違いがあるのでしょうか?
みなさんわかりますか?
<go ~ing>の決め手は娯楽性
<go ~ing>の形にできる動詞はズバリ、「娯楽性」のあるものです!
eat(食事をする)という行為は日常的に当たり前の行為で、それ自体に娯楽性はありませんよね。
他にもwork(働く)、study(勉強する)、sleep(眠る)など娯楽性のない動詞は<go ~ing>の形には出来ません。
<go ~ing>で使える動詞
気晴らしやレクリエーションなど娯楽の要素がある動詞は<go ~ing>の形で使うことが出来ます。
例を挙げてみると
go driving(ドライブに行く), go golfing(ゴルフに行く), go swimming(泳ぎに行く), go snowboarding(スノボに行く), go bowling(ボーリングに行く)などですね。
ちなみに「カラオケに行く」もgo karaokeingとkaraokeにingをつければOKです。
カラオケに行こうよ!
<go ~ing>にできないスポーツ
スポーツにも<go ~ing>の形にできるものとそうでないものがあります。
スポーツの場合、試合のイメージが強いものは<go ~ing>の形には出来ません。
例えば、baseball, soccer, tennis, karate, sumoなどですね。
このような試合の要素が強いものは、<go ~ing>ではなく、playやdoを使いましょう。
その他<go ~ing>の形にできる表現
何かを捕ったり、集めたりすることも<go ~ing>の形で使うことが出来ます。
go fishing(釣りに行く), go clamming(潮干狩りに行く), go mashrooming(キノコ狩りに行く), go shopping(買い物に行く)などですね。
他にもgo dancing(踊りに行く), go hiking(ハイキングに行く), go jogging(ジョギングに行く), go sight seeing(観光に行く)などの表現もあります。
<go ~ing>で注意すべき点
最後に<go ~ing>で注意すべき点を紹介しておきます。
上級者向けというか、細かい文法的な部分の注意点なので、あまり気にしなくてもいいかもしれませんが(笑)
<go ~ing>の後ろに場所を置く場合、「go」につられてtoを置いてしまう人がいますが、それは文法的に間違いです。
× Let’s go shopping to PARCO. パルコに買い物に行こうよ。
goではなく後ろの~ingになっている動詞に合わせた前置詞を使わなければいけません。
つまり↑のshop(買い物をする)という動詞の場合は、後ろに場所を置くときはtoではなく、atを置いて<shop at 場所>にしなければならないので
○ Let’s go shopping at PARCO.
とatを使うのが正解です。